最近インターネットを見ていると、自分で作ったモノ、外で食べてるモノなど皆さんが撮影したお料理の写真を多く見かけますね。

ここでは、そんな人達のヒントになればと考えて、お料理写真撮影の基本的な事を書いてみました。

ここでは、専門的な要素や詳細なセッティングに関わる事は書いていません。

見てよし! 食べてよし! 撮影してよし! お料理を楽しんじゃいましょう。

目次

お料理写真の光の違い

早速代表的な光の元での料理写真を比較してみましょう。

A カメラ本体フラッシュ
B 天井の照明器具
C 上方からのライト
D 上方からのライト+レフ

Aの写真

カメラ本体のストロボによる写真です。
コンラストと色は正確に出るのですが、手前が明るく後ろが暗くなるという状態になります。
このため写真全体の雰囲気は「もう少し・・・」って感じになります。
また正面から光があたる為に立体感に乏しくなります。

Bの写真

天井の普通の照明器具による撮影です。
本体フラッシュに比べると全体に雰囲気が良く、立体感も出てきます。
一般家庭の照明器具の明るさというのは料理写真撮影において、決して明るいモノではありません。
でも昨今は手ぶれ補正も一般化してますし挑戦したいところです。
手間をかけて良いのなら三脚を使うと安心してブレなく撮影できますね。
ただ、光が弱い為にコントラストが少し弱くなります。

手間隙かけたくないなら、この状態での撮影をオススメします。

*明るい程コントラストがはっきり出てリアル感のある料理写真の撮影をしやすくなります。

Cの写真

Bの写真と差が少ないですが、照明器具にデュフューザーをかけています。
若干影の輪郭が柔らかくなったのにお気づきでしょうか?

Dの写真

Cの写真の状態で右側に光を反射するレフを配置してみました。
影がさらに柔らかくなったのと、パセリの陰になってる部分が生き返ってきています。

*レフ板

ここで、初心者の方に言いたいのは、「なるべくカメラ本体のフラッシュは使わない」という事です。
ただし、フラッシュの光は強力なので、コントラストが強く出てきます。そこを重視したいのであれば、アップ構図(奥行きが少ない状態)なら頼もしい見方になることがあります。

E 上方からのライト
F 左斜め後ろからのライト

Eの写真は上方に照明器具がありますが、Fの写真は左斜め後ろにライトがあります。
Fの写真のほうが立体感がはっきり出ています。

光源がほぼ真上にあるより、後方や斜め後方の浅い角度に光源があったほうが立体感ででやすくなります。
風景写真を撮影する人は朝や夕方を好む人が多いですが、それは朝夕のダイナミックな変化もありますが、太陽が真上にあるより浅い角度にあったほうが立体感を得やすいというのも理由に含まれます。

家庭の天井の照明器具は動かす事ができませんので、お料理の位置を変えて光がやや斜め後方からあたる場所で撮影すると良いかもです。
もちろん、電気スタンドや専用の照明器具があるなら、斜め後方から浅い角度の光をあててみて下さい。

窓から光が入る場合、窓辺でそれを利用するのもいいかもです。

後方に光源を配置するとどうしても手前に影ができやすくなります。
レフ板や白い紙などを手前に置いて後方からの光を反射して手前にあててやるとバランスよく手前の影を柔らかくできます。
注意)手前の影を完璧に消すということは、立体感を消すという事になります。

お料理写真撮影の角度

A ハイアングル(高い位置から)
B ローアングル(低い位置から)

Aの写真みたいなものはメニュー写真などでよく見かけます。AとB両方比較してみていかがですか?
お料理の記録写真や紹介写真(メニューとか)ではハイアングルのAの写真が良いかもしれません。
でも写真的にはBのようにローアングルからの写真のほうが立体感が出てきて美味しそうに見えてきたりします。

さらに・・・お料理のポイントとなる角度(美味しそうな角度)を探しつつローアングルからアップしてみます。

お皿の上の盛り付け全体の様子はわかりませんが、美味しそうだと思いませんか?

下の写真のように、器が深い場合は撮影できる角度が限られてきますね。

お料理を撮影する角度や構図は、その写真をどう使いたいかで決まるわけですが、趣味の写真としてはローアングル構図は是非押さえておきたい撮影方法です。

C 正面
D 斜め

さて、CとDの写真を比較してみていかがでしょうか?
お料理を食べに行った時に、斜めにテーブルに置かれたら「え?」って感じですが、写真にする時は角度はいろいろ変えてそのお料理の特徴が出やすい角度を探すのも大切です。

お料理を作ってる人が盛り付けにおいて正面としてる角度と写真撮影に適した角度は必ずしも一致しません。 お皿をくるくる回しながら写真的に良い角度を探す事をお奨めします。

お料理撮影・広角と望遠(ズーム)

C 広角
D 望遠
お料理写真ワイド
お料理写真ズーム

CとDの写真を比較した時に、手前付近はそんなに変わらないのに、後ろの方はCの写真が広く撮影されてういます。 

広角の場合は手前のモノを大きく、カメラから離れると小さくというのが強調されて撮影されます。
望遠側の場合は、その強調は弱くなり、逆にモノの形が正確に撮影されます。

このモノの形を歪めない正確さを撮るか、歪めても遠近感(立体感)を強調するかで、広角を使うか望遠を使うか決まってきます。

背景のモノを入れたくないなら望遠で、背景も一緒に写したいなら広角でって使いかたもできます。

お料理写真の明るさと色

初心者がお料理の写真を撮影していて、一番最初の壁が写真の色と明るさじゃないでしょうか?。

美味しそうに見えないなんて悩んでる方も多いのでは?。

明るさについては露出を変更するということになります。
オート(AE)のカメラでも「露出補正」というの機能がついてますので、カメラのマニュアルを開いて見てください。一般的にお料理は明るめに撮影すると美味しそうに見えたり、清潔感がでてきます。
露出補正を使うなら「+(明るく」という調整が多くなるかもです。

露出補正とかよくわからない場合は、黒っぽい布や紙の上にお料理を置いて撮ると明るめになるかもしれません。

さて、難しいのは色なのですが・・・。
自動で撮ってると青くなったり、黄色くなったり、緑になったり・・・。 いろいろありますね。

ほとんどの場合はカメラのWB(ホワイトバランス)の設定で改善できます。
これもカメラのマニュアルを開いてみてください。

それから光源の種類を一つにしてください。
太陽や照明器具の色が混ざると変な色になり、WBでも改善できない事が少なくありません。

特に蛍光灯と他の光源(白熱電球・日光)の相性は最悪です。

蛍光灯なら蛍光灯だけ、白熱電球なら白熱電球だけを使用すると簡単にきれいな色が出てきたりします。
日光が差し込む部屋で撮影する時はカーテンを閉めると良いかもです。